「Pure Waste」は、衣料品の製造工程で出るコットンの端材、端切れをリサイクルして服に作り直す、
フィンランド発のアパレルブランドです。
綿を新たに栽培する必要がないため、従来の栽培に必要な大量の水を抑えることが出来ます。
また、端材を色ごとに集めて再利用しているため、更なる染色の必要がなく、
水質汚染の原因となる薬剤も一切使用していません。
廃棄物に対する人々の認識を変え、アパレル業界全体をリサイクルの未来に導くことがブランドの願いです。
2006年にリサイクル素材を使ったニットキャップのブランドを立ち上げたBengs兄弟は、次のステップとして、素材の100%をリサイクルにしたいと考えました。
その内彼らは、原材料が100%リサイクルされたアパレルブランドはまだこの世の中に無い、という事に気づきました。
2010年、Jukka Pesolaが加わりPure Wasteの構想が始まります。
インドの協力工場と試行錯誤の上、3年後の2013年にPURE WASTE TEXTILES Oyを設立しました。
同年にフィンランド国内での製品販売をスタートし、現在はヨーロッパ各地で展開しています。
衣料品の生産工程から
出る端材を回収
端材を色ごとに集め、
新しい糸に
既に色は付いているので、
染色は不要
大量の水を節水しながら
製品が完成
衣料品の製造工程で出るコットンの端材を集め、色毎に分けます。
端材を繊維に戻します。
生地性能を高める為ポリエステルと混合します。ポリエステルも100%PETのリサイクルです。
綿とポリエステルの混合リサイクル繊維を糸にします。
最終用途に応じ、編み/織りの工程を経て、生地が完成します。
製品を縫製します。
アイロンがけをして形を整えます。
節水量を示すプリントをします。
100%リサイクルの生地で作った製品の完成です。